経費削減の方法50選|中小企業がムリなく見直せる固定費・業務コストの減らし方
経費削減は、いきなり大きな契約や人件費に手を入れるより、毎月なんとなく払っている固定費や、昔のまま続いている作業から見直すほうが進めやすいです。
月末にカード明細や請求書を眺めていると、使っていない有料ツール、古い通信プラン、少しずつ増えた消耗品代が出てくることがあります。1つずつは小さくても、年間で見ると意外と目立つ金額になります。
この記事では、中小企業や個人事業主が手をつけやすい経費削減の方法を50個に分けて紹介します。
先に金額感を見たい方へ。 毎月の固定費と変動費を入れると、削減できそうな金額をざっくり確認できます。
経費削減シミュレーター
入力30秒で、月間・年間の削減余地をざっくり確認できます
家賃・通信費・サブスク・保険料など
消耗品・交通費・外注費・印刷費など
もっと細かく試算したい場合
費目別に削減額を計算できます
通信費、電気代、サブスク、印刷費、外注費などを分けて入力すると、 月間・年間の削減額や、削減額が大きい費目を確認できます。
経費削減はどこから始めると楽か
最初から全経費を見直そうとすると、だいたい途中で止まります。まず次の順番で見るのが扱いやすいです。
- 毎月引き落とされている固定費
- 使用量が数字で見える費用
- 担当者が手作業で処理している業務
- 取引先との契約内容
- 在庫や廃棄など、現場でしか見えない費用
いきなり人件費や取引先単価に手を入れると、現場の反発が出やすいです。まずは通信費・サブスク・消耗品・印刷費・電気代あたりから始めると、空気が重くなりにくいです。
経費削減の方法50選
50項目を10のカテゴリに分けています。全部を上から読むより、今困っているところから拾うほうが楽です。
| カテゴリ | 番号 | 主な削減対象 |
|---|---|---|
| ITツール・通信費 | 1〜5 | サブスク、スマホプラン、固定電話、インターネット回線 |
| 印刷・紙・郵送 | 6〜11 | 複合機カウンター料金、インク代、カラー印刷、FAX・郵送 |
| 光熱費・施設費 | 12〜18 | 電気代、空調・照明の運用、倉庫・事務所の見直し |
| 備品・消耗品 | 19〜20 | 文房具の購入ルール、共有備品の整理 |
| 業務効率化 | 21〜30 | 請求書電子化、経費精算、会議時間、二重入力、外注整理 |
| 仕入・在庫・配送 | 31〜36 | 相見積もり、発注まとめ、在庫過多、廃棄ロス、粗利管理 |
| 財務・保険・リース | 37〜39 | 振込手数料、保険の見直し、リース契約の整理 |
| 社用車・出張費 | 40〜43 | 車両台数、ガソリン管理、出張のオンライン化、交通費ルール |
| 人材・採用・研修 | 44〜47 | 採用媒体の効果確認、マニュアル整備、残業原因の分析 |
| 広告・補助制度 | 48〜50 | 広告効果の確認、補助金活用、月次見直しの習慣化 |
経費削減でよくあるミス
安いものに変えることだけを目的にする
起きやすい場面:
仕入先・配送業者・外注先・システムの切り替え時
避け方:
品質・納期・対応も見ます。現場の手間が増えると、別のコストになります。
現場に相談せずに決める
起きやすい場面:
管理側だけでサービスを解約・変更する
避け方:
解約や変更の前に担当者へ一言確認します。月1回だけ使う作業でも、現場では残しておきたいことがあります。
一気にやりすぎる
起きやすい場面:
50項目を同時に見直そうとするとき
避け方:
月3項目ずつでも半年で、かなり見えてきます。通信費・サブスク・印刷費など、手をつけやすいものからで十分です。
削ってはいけない経費まで削る
起きやすい場面:
空調・業務備品・安全対策費の見直し
避け方:
安全・品質・作業環境に関わる費用は慎重に見ます。短期的に下がっても、離職やクレームにつながると逆効果です。
経費削減を進める順番
| ステップ | やること | 確認の対象 | 見るところ |
|---|---|---|---|
| Step 1 | 毎月払っているものを一覧にする | カード明細、通帳、請求書 | 金額・支払先・用途・担当者・契約更新月を記録すると見直し候補が見えてくる |
| Step 2 | 使っていないものを止める | 未使用サブスク、休眠備品 | 現場への影響が小さく、比較的進めやすい最初の一手 |
| Step 3 | 使用量が多いものから改善する | 電気代、印刷費、通信費、配送費 | 数字が出るので削減後の効果も確認しやすい |
| Step 4 | 業務フローを変える | 紙処理、手入力、二重入力、承認待ち | 費用削減と担当者の負担軽減が同時に進む |
| Step 5 | 契約や取引条件を見直す | 仕入先、外注先、保険、リース、家賃 | 相手がいる話なので、利用実績と相場を把握してから交渉する |