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無駄な経費ランキング20選|中小企業が先に見直したいコスト

毎月の経費には、「昔から払っているから」とそのまま残っている支払いが意外とあります。 月末にカード明細や請求書を開くと、使っていないサービス、古い契約、担当者が分からない支払いが出てくることもあります。

この記事では、中小企業や個人事業主が見直しやすい無駄な経費を20個に分けて整理します。 まずはサブスク・通信費・電気代・印刷費のように、明細で見つけやすいものから確認していきます。

無駄な経費ランキング20選

このランキングは、削減額の大きさだけでなく、請求書やカード明細で見つけやすいか、担当者だけでも確認を始めやすいかも含めて並べています。

時間がない場合は、まずこの4つだけ確認
  • サブスク:使っていない月額サービスが残っていないか
  • 通信費:退職者のスマホや古い回線が残っていないか
  • 電気代:空調・照明・契約内容が今の使い方に合っているか
  • 印刷費:カラー印刷や紙の会議資料が多くないか
並べ方の基準: 毎月発生しやすい支払い、使っていないものが残りやすい支払い、契約内容を見直すだけで減らせる可能性がある支払いを上位にしています。
  1. 1使っていないサブスク
  2. 2通信費
  3. 3電気代
  4. 4印刷・コピー代
  5. 5広告費
  6. 6保険料・リース料・保守費
  7. 7会議費
  8. 8消耗品費
  9. 9交通費
  10. 10郵送費
  11. 11銀行手数料
  12. 12外注費
  13. 13福利厚生費
  14. 14社用車関連費
  15. 15倉庫・保管費
  16. 16交際費
  17. 17人材採用費
  18. 18修繕費
  19. 19備品購入費
  20. 20雑費

先に見直したい上位6つ

まず見るなら、サブスク、通信費、電気代、印刷費、広告費、保険料・リース料・保守費です。 どれも毎月の支払いに混ざりやすく、契約した人が変わると中身が見えにくくなります。

1

使っていないサブスク

月額2,000円や3,000円のサービスは、請求時の痛みが小さいので残りがちです。 5つ残れば毎月1万円前後。年額で見ると、急に目立ちます。

  • 会計ソフト
  • チャットツール
  • 画像素材サイト
  • 予約システム

まず見る場所:カード明細、管理画面の利用履歴、退職者のアカウント

  • 退職者のアカウントが残っていないか見る
  • 同じ機能のツールを複数使っていないか確認する
  • ログイン履歴が止まっているものを拾う
2

通信費

通信費は、契約した時期のまま放置されがちです。 社用スマホ、固定電話、ネット回線、店舗用回線などが増えると、誰がどれを使っているのか分かりにくくなります。

まず見る場所:スマホ契約一覧、固定電話、ネット回線、閉鎖済み店舗の回線

  • スマホ・固定電話・ネット回線を一覧にする
  • 月のデータ使用量が少ない端末を確認する
  • 店舗や事務所の閉鎖後に残った回線がないか見る

ここは経理だけだと判断しにくいです。現場に聞くと「あ、その番号もう使っていません」とあっさり分かることもあります。

3

電気代

電気代は「節電してください」だけでは続きません。 見るなら、朝の開店前、昼休み、閉店後です。人がいない時間に空調や照明が動いていないかを見るほうが現実的です。

まず見る場所:空調の稼働時間、照明、冷蔵設備、契約容量

  • 空調の温度設定と稼働時間を見る
  • 古い照明や冷蔵設備が残っていないか確認する
  • 契約容量が今の使い方に合っているか見る
4

印刷・コピー代

印刷代は、現場のクセが出ます。 会議のたびに全員分を印刷する、控えを紙で残す、確認用に何度も刷る。ひとつひとつは小さくても、月末の請求書ではそれなりの枚数になります。

まず見る場所:カラー印刷枚数、部署別の印刷枚数、会議資料の配布方法

  • カラー印刷の枚数を確認する
  • 部署別に印刷枚数が偏っていないか見る
  • 社内共有だけの資料はPDF共有へ寄せる
5

広告費

広告費は「昔から出しているから」で続きやすい支払いです。 地域誌、求人広告、Web広告、ポータル掲載など、問い合わせにつながっているかを一度見ます。

  • 地域誌
  • 求人広告
  • Web広告
  • ポータル掲載

まず見る場所:広告ごとの問い合わせ数、電話で聞いた流入元、掲載期間

  • 広告ごとの問い合わせ数を記録する
  • 電話問い合わせなら「何を見たか」を聞く
  • 反応が弱い広告は期間を決めて止めてみる
6

保険料・リース料・保守費

コピー機、電話機、業務機器、各種保険の契約は、契約した人が退職すると中身が分かりにくくなります。 契約書を開くのは少し面倒ですが、満了月だけでも一覧にするとかなり楽です。

まず見る場所:契約開始日、満了日、月額、保守範囲、更新月

  • 契約開始日・満了日・月額を一覧にする
  • 使っていない機器の保守契約を探す
  • 更新前に見積もりを取り直す

7位以降で見落としやすい経費

7位以降は、ひとつずつの金額は小さく見えることがあります。 ただ、毎月の習慣になっている支払いが多いので、半年分を並べると「あれ、意外と出ているな」と感じるところです。

7. 会議費 定例会議の飲み物代、会場費、資料印刷が固定化していないか見ます。
8. 消耗品費 同じ備品を部署ごとに別々に買っていないか、在庫が余っていないかを確認します。
9. 交通費 オンラインで済む訪問、ルートが重なっている外出、タクシー利用の理由を見ます。
10. 郵送費 紙の請求書、契約書の往復、控え書類の送付が残っていないか見ます。
11. 銀行手数料 振込回数、振込先の分散、窓口利用が多くないかを確認します。
12. 外注費 依頼内容があいまいなまま毎月続いていないか、成果物を見直します。
13. 福利厚生費 利用者が少ないサービス、形だけ残っている制度がないかを見ます。
14. 社用車関連費 稼働していない車、駐車場代、保険、ガソリン代をまとめて見ます。
15. 倉庫・保管費 使っていない備品や古い書類のために保管料を払っていないか確認します。
16. 交際費 慣例で続いている会食や贈答が、今も取引に効いているかを見ます。
17. 人材採用費 反応の薄い求人媒体、長く出しっぱなしの掲載がないか確認します。
18. 修繕費 その場しのぎの修理が続き、買い替えより高くなっていないか見ます。
19. 備品購入費 まとめ買いしたまま余っているもの、部署ごとの重複購入を確認します。
20. 雑費 内容が分からない支払いが混ざりやすいので、月末に内訳を見ておきます。

月末にカード明細・請求書を見る手順

経費削減というと、大きな改革を考えがちです。 でも実際には、月末の請求書チェックで「あれ、これ誰が使ってるんだっけ?」と気づくところから始まることが多いです。

担当者の立場なら、カード明細・請求書・振込データの3つを見るのが早いです。 管理側なら、金額の大きい順だけでなく「毎月同じ名前で引き落とされているもの」から見ると話が進みます。

  1. 毎月発生している支払いを抜き出す
    クレジットカード、口座振替、請求書払いを分けて見ます。カード払いは、明細名だけではサービス内容が分からないことがあります。
  2. 担当者・利用部署・用途を書く
    「誰が使っているか」が空欄のものは、無駄な経費候補になりやすいです。迷った支払いは、いったん保留欄に入れておきます。
  3. 3か月以上使っていないものを分ける
    サブスクや保守契約は、管理画面のログイン履歴、社内の利用状況、請求書の品名を見て判断します。
  4. すぐ止めるものと、更新前に見直すものを分ける
    契約期間があるものは、無理に止めると違約金が出る場合があります。次の更新月をメモしておくと、あとで慌てません。
  5. 月額と年額の両方で見る
    月額3,000円だと小さく見えますが、年額では36,000円です。複数あると、数字はじわっと膨らみます。

経理・現場・管理側で分担する

経費の見直しは、経理だけで抱えると途中で止まりやすいです。 金額は分かっても、「実際に使っているか」までは判断しにくいからです。 逆に現場だけだと、契約金額や更新月までは追いにくくなります。

新人・経理担当者

まずは、請求書名、支払先、金額、支払方法を一覧にします。 分からない支払いを無理に判断せず、確認欄を作るだけでもかなり整理できます。

  • カード明細や請求書から支払先を拾う
  • 月額・年額を並べる
  • 担当者が分からないものに印を付ける

現場担当者

実際に使っているか、代わりの方法があるかを確認します。 朝の準備中や月末の締め作業中に聞くと、「それ、月1回だけ使っています」のような具体的な話が出やすいです。

  • 今も使っているサービスか確認する
  • 止めると困る作業がないか見る
  • 代わりの方法で回せるか考える

管理側・経営者

金額が大きいもの、長く続いている契約、担当者が分からない支払いを見ます。 ここは少し強めに確認してもいいところです。特に更新月が近い契約は、後回しにするとそのまま自動更新されがちです。

  • 金額が大きい契約から見る
  • 更新月・解約条件を確認する
  • 残す費用と止める費用を判断する

解約前にやりがちなミス

いきなり止めないほうが安全です

利用履歴が少なくても、月1回だけ請求処理で使うサービスや、取引先とのデータ共有で使うサービスがあります。 解約候補は、社内チャットやメールで一度だけ確認してから止めるほうが無難です。

明細名だけで判断する

起きやすいこと:カード明細に英語名や略称だけが出て、何のサービスか分からない。

進め方:過去メールでサービス名を検索し、ログインURLや請求書を探します。

担当者が退職している

起きやすいこと:契約した人がいなくなり、管理IDや解約方法が分からない。

進め方:支払先に問い合わせ、管理者変更や契約者変更の手続きを確認します。

現場に聞かずに削る

起きやすいこと:作業に使っているツールまで止めてしまい、かえって手間が増える。

進め方:使っている人、使う頻度、代わりの方法を先に聞きます。

少額だから後回しにする

起きやすいこと:月額数千円の支払いが残り続け、年額で見ると無視できない金額になる。

進め方:月額と年額を並べて、削減候補を見える形にします。

削るもの・残すものの分け方

何でも削ればいいわけではありません。 経費は減ったのに、現場の作業時間が増えたり、取引先対応が遅くなったりすると本末転倒です。

削る前に一度止まったほうがいい費用

セキュリティ、会計・労務ソフト、バックアップ、保守契約は、止めたあとに困ることがあります。 金額だけで判断せず、止めた場合に誰の作業が増えるかを先に見ておきます。

削りやすいもの

使っている人が少ない、成果が見えない、代わりの方法がある場合です。

  • 未使用サブスク
  • 重複ツール
  • 古い通信プラン
  • 反応の薄い広告

慎重に見るもの

止めると業務に影響が出る支払いです。先に利用者へ確認します。

  • 保守費
  • セキュリティ関連費
  • 会計・労務ソフト
  • 顧客対応ツール

残す判断もあるもの

費用以上に、売上や作業時間の削減につながっている支払いです。

  • 売上につながる広告
  • 採用に効いている媒体
  • 現場の時短ツール
  • 問い合わせ対応ツール

再発防止用のミニ管理表

一度見直しても、半年後にはまた増えます。 新しいサービスを試す、担当者が変わる、キャンペーンで契約する。そうやって少しずつ支払いが増えていきます。

完璧な管理表を作るより、月末に5分で見返せる表のほうが続きます。細かくしすぎると、入力する側がつらいです。

項目 記入例 見るタイミング
支払先 〇〇クラウド、〇〇通信、〇〇リース 請求書を受け取ったとき
月額・年額 月額5,500円、年額66,000円 月末処理時
利用部署・担当者 営業部、総務、代表者など 新規契約時・担当変更時
契約更新月 毎年4月、3か月ごと、自動更新など 更新月の1〜2か月前
見直し結果 継続、プラン変更、解約候補 四半期ごと

よくある質問

無駄な経費は、どこから見ると進めやすいですか?

最初は、毎月自動で引き落とされている支払いから見ると楽です。 サブスク、通信費、リース料、保守費などは、契約したまま忘れていることがあります。

少額の経費も見直したほうがいいですか?

月額だけで見ると小さく見えますが、年額に直すと印象が変わります。 ただ、作業時間を減らしているツールまで削ると逆効果になるので、利用状況も一緒に見ます。

現場から反発が出たらどうしますか?

いきなり削るより、「どの作業で使っているか」「代わりに何で対応できるか」を先に聞きます。 管理側が見えていない使い方をしていることもあります。

経費の見直しはどのくらいの頻度で行うとよいですか?

毎月すべてを見るのは重いので、月末に新しい支払いだけ確認し、四半期ごとに固定費をまとめて見直すくらいが続けやすいです。

最後にここだけ確認

月末に見る5項目
  • 毎月同じ名前で引き落とされている支払いはあるか
  • 担当者が分からない契約はあるか
  • 退職者のアカウントが残っていないか
  • 月額ではなく年額でも見たか
  • 解約前に現場へ確認したか

まとめ

無駄な経費は、派手な支払いよりも、毎月なんとなく出ていく費用に隠れています。 まずはカード明細と請求書を見て、誰が使っているか分からない支払いだけ拾ってみてください。

そこから確認していくと、無理に削らなくても自然に整理できます。 いきなり全部やらず、サブスク・通信費・電気代・印刷費あたりからで十分です。

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